映画アラジンから見る名作の条件・プロフェッショナルの条件
こんにちは!北基です!
実はボク趣味で音楽をやっていてDTMで丸っと一曲作ったりしています。
依頼をいただいて作曲することもあるのですが、音楽にしろ何にしろ自分で作品を作っている人なら一度は必ずぶち当たる壁があります。
それは
・誰も自分の作品を評価してくれない
・あんな奴(プロ)より俺の方がいいものを作れる
・あいつら(世間)は何もわかってない
っていう病気です。
今日は映画「アラジン(実写)」を見て感じた
・プロフェッショナルの条件
・名作の条件
を書いていきたいと思います。
きっと今ぶち当たっている壁を超えるヒントになるでしょう。
■目次
映画アラジン(実写)
ただいま絶賛公開中の映画アラジンですが、見たことはなくても名前くらいは誰もが知っているほどの超有名作品。
今回はもともとアニメだったものを実写化、リメイクされ帰ってきました。
・あらすじ
アグラバーの町で猿のアブーとともに暮らす貧しい青年アラジン。市場へ繰り出しては盗みを働いていた彼は、ある日、変装した王女ジャスミンと出会う。アラジンは侍女のふりをしたジャスミンと心を通わせるが、アブーが彼女の母の形見である腕輪を盗んだことで幻滅されてしまう。アラジンは腕輪を返すために王宮に忍び込み、ジャスミンとの再会を果たすが、衛兵に捕らえられる。国務大臣のジャファーは、ジャスミンが王女であることをアラジンに教え、チャンスを与えると言って、魔法の洞窟に入って魔法のランプを取ってくるよう命じる。
アブーとともに洞窟に入ったアラジンは、岩に挟まれていた魔法の絨毯を助け、ランプを取ることに成功するが、アブーが「ランプ以外の財宝に触ってはいけない」という掟を破って宝石に触れたことで、洞窟に閉じ込められてしまう。途方に暮れたアラジンだったが、絨毯の指示でランプをこすったところ、ランプの中から魔人ジーニーが出現。ジーニーはランプをこすりながら願い事を言えば3つかなえると言う。アラジンはジーニーの目をごまかして願い事を言ったふりをして魔法を使わせて洞窟から脱出すると、1つめの願いで架空の国「アバブワ」の王子・アリとして名前と服装を変え、ジャスミンのもとへと向かう。 ※Wikipediaより引用
・感想
非常に面白かったです!
いい歳したおっさんが映画館で泣いてしまいました😭
涙あり笑いありの王道ファンタジーといったところですが
映画を観終わったあと余韻も冷めてきた頃ふと色々な気づきが出てきました。
それこそが今回のメインテーマ名作の条件、プロフェッショナルの条件にあたります。
プロフェッショナルとは?
・個を感じさせない実力
ウィル・スミスといえば日本でも有名なハリウッドスターです。
MIBやインディペンデンスデイを始め様々な映画やアーティストとしても活躍しているまさにスーパースターです。
そんなウィル・スミスですがアラジンではランプの魔人ジーニーの役で出演しています。
まず1つ凄いなと思ったのが完全にジーニーだったことです
作品を見ている途中でただの一度も
「あ、ウィル・スミスだ」
って思わなかったんですね。
そしてもう一人、今回吹き替え版を見てきたのですが
同じくジーニー関連で吹き替えを担当した声優の山寺宏一さんも圧巻のジーニーでした。
当たり前だろプロなんだから、なんて声が聞こえてきそうですが
その当たり前をもう少し深く掘り下げてみましょう。
アラジンといえばミュージカル映画なので所々で歌が入ってきます。
ヒロインのジャスミンももちろん歌うのですが、
歌うま!!
そう、他のキャストより明らかに歌のレベルが高かったんです。
見終わった後思わず調べてしまったのですが、吹き替えを担当された木下晴香さんは舞台で活躍される本職のミュージカル俳優さんだったんですね。
上手いわけだ^^;
ではジーニーの歌はどうでしょう?
ここでまた圧巻だったのが
ジーニー歌上手いな〜
って思ったんです。
山寺さんではなくあくまでジーニーが歌っていたんです
これはどちらが良い悪いという話ではありません。
木下さんは素晴らしい歌で見ている人を魅了しました。
ただ山寺さんの凄いところは作品の外に意識を持っていかせない演技力だと思います。
そして後から「山寺さんってやっぱり凄いんだな〜」って思わせるんですね。
さらに、個性が無いか?と言われたらめちゃめちゃ個性的ですよね?
あの声を聞くだけで一発で山寺さんだとわかりますし、演技だって山寺さんのそれです。
それでも作品の中ではただただジーニーだったんです
作品を作る側からしてみればこれほど信頼できる人はいないでしょう。
まさにプロフェッショナルといえます。
名作とは?
結論から言えば
感想より先に感情がくるもの
だと思います。
映画アラジンがまさにそうでしたが他にも名画や名曲などに触れた時
思考なんて後回しで強く感情が揺さぶられます。
スポーツなんかでもそうですよね?
ギリギリの勝負や記録のかかった大一番を観戦しているときに
ここのテクニックがどうのこうのと、うんちく垂れ流しながら興奮している人はいないと思います。
そういったものは全部が終わった後で出てくるものです。
逆に感想が先に出てくるものは名作とは言えないでしょう
もっとこうすれば良いのにとか、これくらいなら自分でもできるなとか
感情が思考に負けてしまっています、つまり
人を魅了するだけの力がないんです
人の感情を揺さぶるには表面だけ飾っていては絶対に無理です
演技を磨くとか、絵を沢山練習するとか、それはとても大切なことですが
それ以上になんのために腕を磨くのか?というのが重要です
何を伝えたくて何を表現したいのか?
これがボヤけていると評価されるのは難しいです。
そして
・誰も自分の作品を評価してくれない
・あんな奴(プロ)より俺の方がいいものを作れる
・あいつら(世間)は何もわかってない
この壁にぶち当たってる人たちはここがボヤけてる人が非常に多いです。
他人の作品も表面だけ見ている場合が多いですね。
自分を省みてください、見せつけたいだけの不要なテクニックやコンセプトとは関係ないものを盛り込んでいませんか?
そういったものは作品を濁らせる不純物になります。
そして多くの場合自分でも気づいているのですが我儘な自分に負け見て見ぬ振りをしています。
自分の中の本物に注視しなければ本当に満足のいく作品は作れません
そして自分が満足しないものは他人からは決して評価されません。
人の心を動かすのは人の心です
夢中になって作り上げて初めて評価されるんです
たとえ評価されなくても本気で作り上げたなら
・誰も自分の作品を評価してくれない
・あんな奴(プロ)より俺の方がいいもの作れる
・あいつら(世間)は何もわかってない
こんなものは幻想だということに気づくはずです。
結局は自分との戦いなんですね。
まとめ
名作やプロの条件は個々に色々な意見や考えがあると思いますが
今回はボクの意見を書かせていただきました
文章力が無く分かり難かったかもしれませんが最後まで読んでいただきありがとうございました。
これからの活動のヒントになれば嬉しく思います。
それではまたノシ